介護業界は人材が不足しているだけでなく、離職率も高いと言われています。結婚や育児など生活の変化による離職も多いですが、介護の仕事自体が嫌になって辞めてしまう人も少なくないのです。これは経験年数に浅い介護スタッフだけでなく、ベテランの介護福祉士にも当てはまるものです。
介護福祉士は一定の実務を必要とする国家資格であり、簡単になれるものではありません。そんな介護福祉士でさえ辞めてしまうケースが多いので、いかにストレスを抱えることなく、やりがいを感じながら業務にあたれるかが大切だと言えるでしょう。そこで今回は、介護の仕事が嫌になってしまった時の気分転換術を紹介します。
まず第一に、嫌な事があった時に「これは仕事だから仕方ない」と完全に割り切ってしまうことです。介護福祉士は責任のある立場なので、クレーム処理を任せられる時もあるでしょう。そんな時は仕事だから仕方ないと割り切ることで、意外とスムーズに乗り切れる用になる可能性があります。
また、一人ひとりの介護観や価値観の違いを理解することも、気分転換におおいに役立ちます。例えば業務のおいて他の介護スタッフと意見が衝突した場合、真っ先に相手を否定したくなるものかもしれません。しかし、ここで相手なりの介護観が背景にあることを認識できれば、対応の仕方も変わってくるでしょう。相手が根本的に納得できるようにコミュニケ―ションも思い浮かぶようになり、円滑な人間関係の構築にも役立ちます。
その他、休日は仕事のことを忘れて趣味に没頭したり、毎日のライフサイクルにおいて楽しみなことを作っておいたりすることも、有効な気分転換術になるでしょう。