介護業界唯一の国家資格

介護福祉士と聞くと、身体介助や生活援助を行なう一般的なヘルパーとイメージされる方がほとんどでしょう。ヘルパーとしての仕事はもちろんですが、介護福祉士は介護業界唯一の国家資格を取得した方が名乗れる職種でもあります。介護のプロとしてたくさんの介護施設や事業所で求められている需要の高い職種です。求人も多いため仕事の探し方を把握し、自分に合った職場を見つけると良いでしょう。

介護福祉士資格の試験は、介護や人間と社会、心と体の仕組みという領域からの筆記試験を受験し、120点満点の60%の72点以上が合格点となっています。満点の科目があったにしても、0点の科目が合った場合には、不合格となってしまうので、各科目で得点を得なくてはなりません。

受験前には、各科目満遍なく勉強することが必要となります。受験勉強には、過去の試験問題などのテキストを使った講座などに参加するほか、模擬試験を受けるのもひとつの手段です。模擬試験は、試験に慣れることはもちろん、自分自身の得意や苦手な分野が把握でき、合格点に到達する基準や実力がわかり、勉強不足だった部分を補えるメリットがあります。合格に向けたさまざまな受験勉強のうえ、受験に挑むのが望ましいです。

国家試験は、どなたでも応募して受験できるわけではなく、受験資格を得ることが肝心です。受験資格取得には、養成施設や福祉系高校を卒業することのほか、介護現場で実務経験を積みながら実務研修を修了する方法があります。これから介護福祉士を目指す方は、このいずれかの方法により受験資格を得て、試験に合格することで活躍ができるということです。